大体の目安
氷砂糖の量で仕上がりの甘さを調整できます。
お酒は度数20以上の蒸留酒を使いましょう。
それ以下だと発酵・腐敗が起こり酒税法・衛生面両方で危険性があります。
衛生面を考えると殺菌用のアルコールスプレーなどもあると安心です
材料と道具を揃えたら製作に入ります。
難易度や手間はそこまでかからないですが、多少時間がかかるので休日にやるといいでしょう
ボウルに梅を移し、全体が浸るぐらいまで水を張ります。
大体一時間ぐらい*1漬けておくとアクが抜け、表面の汚れも浮きます。
漬け込みに使う瓶は最初に綺麗に洗っておきましょう。
その上で、漬け込みに使う果実酒用瓶は小さければ煮沸消毒します。
4リットルサイズの果実酒用ビンはサイズ的に煮沸消毒が難しいと思うので、内部を熱湯消毒かアルコール消毒しましょう。
内部アルコール消毒はアルコールスプレーか
度数の高いお酒を少し入れて中を全体的に湿らせるような感じにしましょう。
熱湯消毒でもアルコール消毒でも中の水気は乾燥させましょう。水気は腐敗の原因になります。
外部も同じく熱湯消毒かアルコール消毒をしましょう。
火傷に注意。
煮沸消毒とか諸々やってると1時間ぐらい過ぎてると思うので、梅のヘタを取ります。
ヘタ取りの時間を利用して果実酒ビンの乾燥も行います。日光消毒できるとなおベター。
アク抜きをした梅の表面をキッチンペーパーで水気と汚れを拭い、
竹串でヘタの部分を取っていきます。
慣れてきてゾーンに入ると気が付くと終わってます。
消毒済みの果実酒瓶に梅と氷砂糖を層になるように交互に入れていきます。
そこまで厳密じゃなくて大丈夫です。
氷砂糖のほうが梅より小粒なので梅の隙間を氷砂糖で埋めつつ、上に満遍なく載せる。
氷砂糖の層の上に梅を載せるという感じでやるといいでしょう。
この時に梅をきっちり詰め込もうとして押して潰したりしないように気をつけましょう。
底から身が崩れて傷みやすくなります。
梅と氷砂糖を入れた所にお酒を注ぎます。
材料が全部お酒に浸るようにしましょう。
そうならない場合はお酒が少ないです。
二週間から一ヶ月に一度ぐらいでいいので、
密封ビンであれば瓶ごと何回か天地を返して、
そうでなければ消毒した菜箸やレードルでかき混ぜましょう。
氷砂糖が解けた層は意外と濃度が濃くて自然拡散が遅めです。
面倒なら放置でも構いません。
だいたい半年ぐらいから飲めます。
きれいな透き通った琥珀色になると思います。
三ヶ月ぐらいでも味見は出来ますがまだ味がこなれて馴染んで無いと思います。
基本はホワイトリカーでやりますが、ホワイトリカー以外のお酒を使っても美味しく仕上がります。
酒税法の関係*2とか長期保存とかあるので二十度以上のお酒を使いましょう。
仕上がりの違いは、特に理がない場合ホワイトリカーで漬けたスタンダードな物を基準にしています。
梅酒の時期になると梅酒用として酒屋やスーパーの店頭に並ぶ。
最大の利点は手に入りやすさとグラム単価の安さ。
焼酎にも色々種類があるので、原材料別にカテゴリを分けて銘柄を併記しています。
一応蒸留酒カテゴリーではあるのですが、日本の蒸留酒ということで海外系蒸留酒とは別カテゴリにしてあります。
他の焼酎のレポートなどあればありがたい。
焼酎以外の蒸留酒で漬け込む場合。
好きな蒸留酒で梅酒を漬けたら自分好みの梅酒になる可能性はかなり高いです。
ありがちな質問や失敗などを思いつく範囲でまとめてみた。
他にあればコメントなどで質問などして下さい。
基本的な作り方としては大丈夫です。
一応鵜呑みにせず、保存容器について来るレシピやホワイトリカーの酒造メーカーにある梅酒レシピも見るとより安心です。
氷砂糖やホワイトリカーのメーカーは大抵レシピ公開してますし、料理のレシピサイト系にもあります。
傾向として氷砂糖メーカーのレシピは氷砂糖が多め、酒造メーカーのレシピは酒が多め、保存容器についてくるレシピはなるべく大きい容器で作るレシピになっています。
当たり前といえば当たり前なのですが。
ガラス瓶の熱湯による破損は、熱膨張で周囲とバランスが崩れて起きます。
一部分だけでなく全体的に満遍なくかける感じであれば、少なくとも最近の製品だったらほぼ問題ありません。
不安だったらアルコール消毒しておけば大丈夫です。
容器の消毒はもちろんなのですが、作業環境や作業者本人を清潔にするのも忘れずに。
ホワイトリカーで漬けた事はありますか?
ホワイトリカーで作るのは安いのと失敗が少ないので、初めての梅酒作りには最適です。
漬けたことがあるなら、自分の好きな蒸留酒系で漬けてみましょう。
一般的なアドバイスとして、蒸留酒で癖が強いものは梅の風味と喧嘩しやすいので伸るか反るかは結構大きいです。
長期熟成することで風味が上手く調和することもあるので、一概に癖が強いのは駄目とは言えないのですが。
普段あまりお酒を飲まない人にありがちなものとして、非常に良い(高い)お酒を使う事があります。
それ自体はより美味しいものを作るという点では悪くないのですが、梅酒は100%確実に成功するかはわからないので、ある程度リスクがあることを覚悟しましょう。
親戚に酒屋がいてお歳暮でダース単位で一本数千円の酒が届くなどの恵まれた環境で無い限りは、梅酒に数千円のお酒を数本使うのはかなり勇者だと思います。
……まあ、そういうお酒で作った梅酒は得てして市販のものとは比べ物にならないぐらいの得も言われぬ風味にしあがったりするのですが。
とりあえずホワイトリカー以外の蒸留酒を使う場合は、その蒸留酒のカテゴリー(ジンやウォッカなど)で一番安くて有名な銘柄を使うのが無難でしょう。
ホワイトリカーと値段が大きく変わらず、味わいの差がわかりやすいのは乙類焼酎です。
乙類焼酎も値段にピンキリありますが……。
梅と一緒に別の果実を漬けてみたいという方は結構います。
もし漬けるのなら、少量でいいので別の果実単独で漬けてみることを薦めます。
その果実がどれぐらいで漬かるか、上手く漬かるか、出来上がりの風味などがわからないと失敗の原因となります。
果実は水分が多いので、下手をすると腐敗の原因に成り得るのもリスクとしてあります。
一緒に漬けるのに拘らないなら別々で漬けて飲む時にカクテルにするのが管理上も楽だと思います。
あと果実でブドウは絶対に使っては行けません。密造酒扱いになってしまいます。
詳しくは酒税法を調べて下さい。
要望などあればどうぞ
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